010a 北壁棚 印画紙バットに入っていた写真薬品瓶など

暗室用の印画紙バットに様々な写真関連薬品の瓶が入っていました。この中の一つ、過マンガン酸カリウムは強い酸化剤で危険物ですが、写真初期から現在のフラッシュの用途として、閃光機にのせる閃光粉(マグネシウム粉末)の酸化剤として使われたものです。閃光機は職人技的にカメラのスローシャッターに合わせて手動で引き金を引いて発火同調させたそうです。カメラと電気コードでシンクロできるフラッシュバルブが普及した戦後でも、安価なために営業写真館などではしばらく並行して使われていたそうで、大辻清司も使っていたのかもしれません。








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