006c 西壁棚 鉄道模型の電気配線図・フェリーボートのスケッチ

「フィルムホルダーサンプル」と書かれたA4封筒にはさまざまなサイズのネガ保存袋が入っていました。「図集URR」と書かれた書類封筒には鉄道模型レイアウト用の電気配線と思われる回路図などが入っていました。方眼用紙に清書されたものから鉛筆でのメモ書きまで多数あり、大辻清司が電気回路に親しんでいたことがうかがえます。「OK 58.2.28」と赤鉛筆で書かれており、昭和58年(1983年)のもののようです。「フェリーボート」というメモ書きと船のスケッチが描かれたメモも混在しています。中でも興味深いのは、授業準備メモと思われる一枚で「ビジュアルコミュニケーションの分野」というタイトルの下、「非視覚的対象の視覚化」として、幽霊、怪物、呪術、神話、空想機械、星座などがリストされています。








大辻清司自作の鉄道模型レイアウトの電気配線図です。模型車両に電気を送るレールの絶縁位置などが記されています。


「032 その他 大きなもの」に登場した鉄道模型。上の配線図はこの模型のものとおもわれます。


大辻清司による(おそらく架空の)フェリーボートのドローイング。Cタンク型蒸気機関車や二軸貨車を数両積載するようです。


これらの図面やドローイングは、「フィルムホルダー サンプル」とメモ書きのある封筒におさめられていました。