今となっては珍しい木製ボックスに入ったB6判情報カードです。情報カードは梅棹忠夫著『知的生産の技術』(岩波新書・1969年)によって普及したもので、大辻清司はちょうどこの頃に教鞭をとっていた東京造形大学と桑沢デザイン研究所のための授業資料や研究費などの事務記録、原稿の資料、蔵書リスト、撮影業務の記録などをとっています。桑沢デザインでの授業オリエンテーションのメモらしきものに「いまやメディアを超えての表現にためらうことは何んの理由もないこと。(インターメディア)」と書かれています。
B6版の木箱には情報カードが収納されていました。
中から出てきた情報カードの数々。
予定調和、表象作用といったキーワードが書き出されています。
「その潜在する資質をひきだすとともに、学生が自からの能力を開発し得るような教科が組まれ、指導されている。」
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